学校日記

3/6(金) 卒業式⑩ 校長式辞

公開日
2026/03/06
更新日
2026/03/06

校長の窓

 365名の卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。皆さんが今手にしている卒業証書は、中学校3年間の教育課程と9年間の義務教育の課程を見事修了された証であり、努力の成果を記すものでもあります。

 私は皆さんと2年間をともにこの阿久比中学校で過ごしました。2年生ではキャンプに、3年生では修学旅行に一緒に出かけました。キャンプでは、学年の絆の強さと、楽しむときには全力で楽しむパワーを感じました。修学旅行では、ユニバと万博で様々なアトラクションやパビリオンを一緒に楽しみました。心地よい時間を過ごすことができました。また、AMFや桜輝祭、部活動では、最高学年としてのあるべき姿を後輩たちに見せてくれました。とても頼もしかったです。さらに、授業中に「何をしているの」「これはどういうこと」と問いかけると、丁寧に説明してくれる優しさにたくさん出会いました。私は、皆さんにとって面倒くさい校長だったのかもしれません。しかし、皆さんとふれあい、そしてがんばる姿や笑顔を見るたびに、阿中生のすばらしさを実感し、阿中生、そして、阿中のことが好きになっていきました。何度も「阿中の校長で本当によかった」と思いました。つい先日の全体練習や学年練習でも同じことを思いました。皆さんとの2年間は私の大切な宝物となりました。本当にありがとう。

 さて、そんな皆さんがこれから生きていく社会は、グローバル化、少子高齢化、急速な情報化や技術革新により、予測困難な時代になると言われています。答のない問いに立ち向かい、正解を求めるのではなく、最適解を求めていく場面に数多く遭遇することでしょう。そんな時代を生きる皆さんに、3つお話しします。

 1つ目は、「自分らしく」です。人はそれぞれその人にしかないものをもっています。その自分にしかないものを見つけ、「自分らしさ」を発揮してください。「自分らしさ」を支えてくれるのは自分の「好き」だと思います。たくさんの「好き」を見つけ、そこから「自分らしさ」にたどり着き、「自分らしく」輝いてください。すてきな輝きを見せてくれると信じています。

 2つ目は、「違いを認める」です。最適解を求めるには、人との協力が必要になります。協力するためには、互いの違いを認めることが大切です。人はそれぞれ違います。その違いを認め、よさを取り入れたり足らないところを補ったりすることで、最適解へ導いてくれるはずです。「違いを認め」互いに協力していきましょう。

 3つ目は、「感謝」です。人は一人では生きていけません。さまざまな人と関わり、時には助け合っています。そんなとき、素直に「ありがとう」と言える人になってください。気持ちは言葉にしないと伝わらないことが多いです。感謝とあいさつを進んで伝えられる人になってください。

 皆さんなら、きっと、逞しく、心豊かに過ごしていけると信じています。

 保護者の皆様、お子様のご卒業、誠におめでとうございます。教職員を代表して、心よりお祝い申し上げます。中学校時代は思春期を迎え、心が不安定な時期であり、心配も尽きなかったことと推察いたします。このような中、皆様の深い愛情に包まれ、心身ともに大きく成長された姿に感慨もひとしおのことと存じます。この3年間、保護者の皆様には、本校の教育活動に多大なるご理解とご協力を賜り、心より感謝申し上げます。

 最後に、卒業生の皆さん、皆さんは、私の、阿中教職員の、そして、阿久比の自慢の子です。阿久比で生まれ育ったことを誇りに、これからの人生を豊かなものにしていってください。皆さんのさらなるご発展とご活躍、ご多幸を願っています。

 卒業生の皆さん、卒業、おめでとう。

              令和8年3月6日  阿久比中学校長  鈴木 康弘