本校の研究主題「考えることを楽しみ、自分の考えを深め、広げる児童の育成」に基づき、５年生の体育科「ソフトバレーボール」の授業では、子ども達が自分の考えを見直す活動に重点を置いて取り組みました。

この授業（第5時）では、前時までに立てた作戦を試行し、そのよさを振り返り、新たな課題を見つける活動に挑戦しました。

グループで立てた作戦を実行するため、子ども達はコート内で積極的にボールの落下点に入り、協力してプレーしていました。

試しのゲームを終えると、すぐにコート脇に集まり、グループごとに作戦の振り返りを行いました。

子ども達は、用意されたプリントを使いながら、真剣に話し合っていました。

「この作戦は本当に有効だったか」といった視点で、自分たちの動きや作戦を振り返り、自分たちの考えを深めていました。

この活動は、特に自分の意見に自信がない子ども達も話しやすくなるよう配慮された、少人数での話し合いです。

話し合いで見つけた「新たな課題」を解決するため、課題に合った具体的な練習へとすぐに移りました。

この「試す・修正する」の一連の活動を通し、子ども達は単にソフトバレーボールの技能を高めるだけでなく、「仲間の考えを受け止めた後、自分の考えを見直し、よりよいものにしようとする力」を育むきっかけになりました。