7月8日(水) 理科の学習(植物のはたらき)(6年生)
- 公開日
- 2026/07/08
- 更新日
- 2026/07/08
6年生
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6年生の理科では、「植物の体のつくりとはたらき」について、さまざまな実験を通して熱心に学んでいました。
今回は、子ども達が驚きと発見に包まれた、2つの実験の様子をお届けします。
アジサイの鉢植えにすっぽりと透明な袋をかぶせ、中に5人がそれぞれストローで息を吹き込みました。
袋の中の酸素と二酸化炭素の量をデジタル気体検知管で計測すると、電子黒板の大画面にカチッと数字が映し出されました。
【実験スタート時】 酸素:19.5% / 二酸化炭素:1.58%
「普段は見られない空気の成分が、数字になるとよく分かる」と子ども達は理科室内の酸素と二酸化炭素の量とは大きく異なっていたので驚いていました。
この鉢植えを1時間ほど日なたに置いた後、ワクワクしながら再度計測してみました。
【1時間後(日なた)】 酸素:20.1% / 二酸化炭素:0.09%
数値が明らかになった瞬間、「ワァッ」と教室に驚きの声が上がりました。
黒板に書かれた最初のデータと見比べながら、
「二酸化炭素がものすごく減ってる」
「酸素が増えてる」
と気付いたことをつぶやいていました。
子ども達は実験結果から、
「植物は光が当たっているとき、二酸化炭素を取り入れて酸素を出しているんだ」
という結論を、見事に導き出すことができました。
続いて、植物の成長に欠かせない「でんぷん」が、どのようなときに作られるのかを解き明かす実験に挑戦しました。
① トントン響く音「たたき染め」の実験
お湯につけて柔らかくした葉をろ紙にはさみ、木づちでトントンと優しくたたいて葉の成分を移します。そこにヨウ素液をかけると……見事な変化が見られました。
葉脈の形がくっきりと浮かび上がるように、濃い青紫色に染まりました。
② 魔法のように緑が抜ける「エタノール脱色」の実験
温かいエタノールに葉を入れて、緑色(葉緑素)を抜く実験です。葉をそのままヨウ素液につけても、緑色が濃くて色の変化(青紫色)が分かりにくいため、熱湯や温めたエタノールにつけて緑色を抜きます。
「エタノールの近くで火を使ってはいけない」という安全のルールをしっかり守り、湯せんの熱を使って慎重に行いました。
みるみるうちに葉の緑色が抜けて真っ白になっていく様子に、子ども達の目は釘付けでした。
この白い葉をヨウ素液にひたすと、日光に当たっていた葉がくっきりと濃い青紫色に変化しました。
③ アルミ箔で光をさえぎるとどうなる?「日光の力」を検証
「植物がでんぷんを作るには、本当に日光が必要なのかな?」
それを確かめるため、前日からアルミ箔を貼って日光を遮った葉と、前の実験で確かめた葉とで比べました。
アルミ箔に覆われていた葉をエタノールで脱色し、ヨウ素液につけてみると、その差は一目瞭然でした。
日光に当たった葉は、先ほどのとおり、くっきりと濃い青紫色に変化し、でんぷんが作られていることが分かりました。
アルミ箔を貼った葉:色は変わらないまま。
全く同じ種類の葉なのに、光を遮るだけでこれほどはっきりと色の違いが出ることに、驚いていました。
「植物がでんぷんを作るには、日光が絶対に必要だ」という確かな実証を得ることができました。
実験を終えた子ども達からは、
「植物は私たちの空気をきれいにしてくれている」
「植物は、太陽の光を浴びながらこうやって生きている」
といった、実感を伴う深い気づきのつぶやきがたくさん聞こえてきました。
教科書の知識だけでなく、五感を使って科学の楽しさを体感することができました。
これからも、身の回りの自然の「なぜ?」を解き明かす探究心を持ち続けてもらいたいなと思います。