「くまさんのおちゃかい」という教材を用いて、いけなことをしてしまったときには素直に謝ることができる態度を育むことをねらいとして授業をしました。この話は、くまさんが作った看板に，さるさんが「もっと綺麗にしよう」と考え，おいしそうな食べ物の絵をつけ足してしまい，お茶会に来た動物たちやくまさんが勘違いをして困ってしまうというお話です。

　「自分がさるさんだったら，どうしますか」と尋ね、どんな行動をするのかを考えました。ペアになって話し合い、「正直に謝る」「みんなに自分がやってしまったと言う」という意見が多く出ました。そして、どんな伝え方をすればよいのか、きつね、くま、さるを代表者がそれぞれの役割を演じました。

　最後に授業のまとめで感想を書き、その中に、「正直に話すようにする」「しっかり謝る」「人に迷惑をかけないようにする」とまとめていました。多くの先生が参観をしていたので、実習生の先生は緊張したことと思います。子どもたちの考えを引き出そうと取り組む先生の姿勢に、子どもたちは、がんばって答えようとたくさん手を挙げていました。