10月9日(木) 国語の研究授業(2年生)
- 公開日
- 2025/10/09
- 更新日
- 2025/10/09
2年生
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「お手紙」の教材文を用いて、登場人物のがまくんの気持ちを深く読み取る学習について、校内での研究授業を行い、多くの先生が参観しました。
この授業の目標は、文章の内容と自分の体験を結びつけ、友達の考えと比べながら、多様な読み方を学ぶことです。
子どもたちは、がまくんの気持ちの変化を理解するため、教科書の文章の内容だけでなく挿絵にも着目していました。
がまくんの表情や、かえるくんの行動など、本文の具体的な描写を「根拠」として挙げながら、「がまくんはなぜこの時この気持ちになったのか」を熱心に考えました。まず、登場人物の気持ちを自分なりに考え、ワークシートに記入しました。そして、その後のグループ活動で、自分の考えを伝え 、「なぜそう思うのか」を説明しました。
さらに、この授業で大切にしたのは、自分の考えと友達の考えを比べることです 。
グループでの活動で、がまくんの気持ちを「ふしあわせ」と読み取った友達、「かなしい」と読み取った友達の考えを聞きました。
こうした学習を通して、友達の考えに触れる機会を大切にしています。
研究授業では、子どもたちの姿から授業者のどんな声かけやはたらきかけが有効だったのか、または、課題になったのかを授業後に振り返っています。
授業づくりには、多くの先生方の力が必要になってきます。参観する先生方も参観を通して、「自分ならこうやってやってみたいな」という気持ちが芽生えます。
こうしたことを重ねながら日々の授業をよりよいものにできるよう取り組んでいます。
今後、この学習では、「がまくん」か「かえるくん」のどちらかを選んで手紙を書く活動に取り組みます。
今回の学習で培った、登場人物に寄り添って読み取る力を生かし、感情豊かな手紙を作成してくれることを期待しています。