秋晴れの空の下、学校の畑から元気な声が聞こえてきました。 子ども達が種まきから大切に育ててきた大根が、ついに収穫の時を迎えました。

「うんとこしょ！どっこいしょ！」 土の中から顔を出したのは、子ども達の足よりも太くて立派な大根たち。

「見て！こんなに大きいよ！」と、重たい大根を肩に担ぐその表情は、達成感でいっぱいでした。

収穫の後は、冷たい水で泥を落とし、ピカピカに磨き上げます。

そしてお昼には、いよいよ、先生方に販売です。国際交流事業で来校していた留学生も招待しての販売会がスタートです。

「いらっしゃいませ！」

「新鮮な大根はいかがですか！」 最初は少し緊張していた子も、お客さんが来ると勇気を出して声をかけます。

「おすすめはどれ？」「100円ですね、はいどうぞ」 お金の計算をしたり、商品を手渡したり。

教室での学習を活かしながら、自分たちの言葉でしっかりとやり取りをする姿に、大きな成長を感じました。

自分たちで育てたものを、誰かに喜んでもらえる。

その嬉しさが、子ども達の自信につながった一日でした。

お買い上げいただいた皆様、ありがとうございました！