学校日記

12月16日(火) 国語の学習(5年生)

公開日
2025/12/16
更新日
2025/12/16

5年生

授業では、詩人・絵本作家であるやなせたかしさんの伝記的な文章「あんぱんまんとやなせたかし」を題材を読み取っていました。

やなせたかしさんの生い立ちや戦争体験、創作への姿勢が「アンパンマン」という作品にどのように込められているかを理解することがねらいです。

子どもたちは、「アンパンマンはなぜ、自分の顔(食べ物)を分けるのか?」や「かっこいい武器を持たず、顔がぬれて力が出なくなっても、誰かを助け続けるアンパンマンの強さとは?」といった問いについて、読み取りながら自分の考えを深めていました。

黒板には、先生の板書と共に、やなせたかしさんが「困っている人を助けること」「自分を傷つけても人を元気づけること」こそが真の正義だと考えていたこと、そして、その考えが戦争のつらい経験から生まれたことが示されました。重要な箇所に線を引きながら、自分の考えをノートに丁寧にまとめ上げていました。

ただ文章を読むだけでなく、登場人物の行動の裏にある作者の深い思想や、生きる姿勢について考察することで、「勇気」や「優しさ」といった、人として大切なことを学習していました。