学校日記

12月4日(木) 音楽の学習(2年生)

公開日
2025/12/04
更新日
2025/12/04

2年生

2年生の音楽の授業では楽しい楽曲「こぎつね」の学習をしていました。

鍵盤ハーモニカでこの曲を演奏するために、子どもたちはまず、机の上に置いた鍵盤のシートを使って、指づかいの練習を丁寧に行いました。

今回の授業の重要なポイントは、曲の冒頭のフレーズ「ドレミファソソ ラファドラソ」の中で、「ラ」を弾くときに中指(3番の指)を使うことです。

「ドレミファソソ」から「ラ」へスムーズに指を移動させるこの指づかいは、特に薬指(4番の指)と小指(5番の指)を意識的に使うための大切なステップとなります。

近年、生活様式の変化に伴い、日常で薬指や小指のような細かな指先の動きを使う機会が減っていると言われています。鍵盤の練習でこれらの指を動かすことは、指先の感覚を鋭敏にし、巧緻性(こうちせい)を高める上で非常に有効です。

鍵盤演奏を通じて薬指や小指を意識的に動かすことは、音楽的な表現力を高めるだけでなく、独立した指の動きは、微細運動の発達を促し、鉛筆の持ち方や箸の使い方など、日常生活での器用さにも繋がります。

音楽演奏は、脳のさまざまな領域(運動野、聴覚野、視覚野など)を同時に、かつ協調的に働かせるため、脳の活性化に役立ちます。

子どもたちは、真剣に動かしにくい指を動かし、音符を追いかけていました。

これからも、単に演奏技術を習得するだけでなく、音楽を通して豊かな表現力と健やかな発育を目指していきたいなと思います。