「とおるさんのゆめ」という教材を学習しました。

内容は、「僕のクラスでは、朝の会や帰りの会に「ともだちのよいところ」を伝える時間がある。今日は「とおるさん」のよいところを伝える日だった。ところが、とおるさんと僕はあまり遊んだことがない。毎日、飼育小屋に行って、どうぶつの世話をしていたことを聞いて、僕が知らなかったとおるさんのいいところを発表しているのを聞いて僕は驚いていた」というものでした。

この教材を通して、自分の「よさを伸ばす」「個性の伸長」を考えていくことを大切にしました。

授業では、まず、自分のよいところを考え、発表しました。しかし、自分のよいところになかなか気付いていませんでした。でも、「家のお手伝いをする」「妹と一緒に遊ぶ」などを発表すると、「それもよいところなんだ」と気付き始め、自分のよいところを書き出すことができていました。

自分が考える価値が、友達の発表によって、新たな価値になっていくことも道徳の楽しいところです。

そして、この授業では、そんなとおるさんのよいところから、最後には、自分にはどんなことができるのかを考えました。

心のやさしい人になりたい。心が明るい人でいたい。

など、子どもたちは、自分のよいところを伸ばしていこうとする気持ちを書き出していました。